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お知らせ
そえだ腎・泌尿器科クリニック事務長を講師に迎え、オールスタッフ研修を行いました。


過日、名古屋市中村区「そえだ腎・泌尿器科クリニック」副田 恵梨子 事務長を当クリニックに講師としてお迎えして、当クリニック院長、ナース、スタッフ全員が参加したオールスタッフ研修を行いました。
そえだ腎・泌尿器科クリニックは、副田院長が急性期病院で積んでこられた経験から、安心した医療を敷居の低い居心地の良いクリニックで、地域の方々の生活に寄り添いながら提供する必要があると強く感じ、一昨年、ご自身がクリニックを開業。
院長夫人でもある事務長は、大手旅行代理店で添乗員として勤務していた経験から、患者様のニーズに沿うことを一義に全ての事務業務を構築。院長・職員双方の立場・考え方をよく理解した上で、既成概念にとらわれずに業務を効率的に組み立てておられます。職員が働きやすい環境を提供しながらも、全員のモチベーションが高まる工夫も随所に取り入れ、一連の取り組みによって業績が向上するだけでなく、クリニック全体が活性化、通われる患者様からの信頼度向上の一躍を担っておられます。
同院は、そもそも医療の面で、単に泌尿器科の診療を行うだけでなく手術や検査、抗がん剤の投与まで行い、通常の泌尿器科クリニックの範疇を超えたクリニック。その上、バックヤード全てを担っておられる事務長が「業務の効率化、標準化」「働き方改革」「評価の見える化」などなど、大企業並みの新機軸を次々に導入していることで、まさに新時代に即した、いわゆるエッジの効いたクリニックとして、地域からの信頼の獲得につながっています。
事務長は、受付から会計までの全業務を見直すとともに、ナースと事務を分業制のせず、垣根を取り払ってお互いの業務補完を補う体制を構築。その取り組みによって、各員がお互いの業務状況の理解が進み、業務時間はむしろ短縮し、全体の流れもスムーズになって、患者様にも喜ばれているとのこと。また、スタッフたちに休暇を取りやすい環境を提供するなど、固定概念にとらわれず柔軟な発想を次々に実践。そうした、クリニックの屋台骨を支えている工夫の数々を実例を示しながらご教示いただき、当院にとって本当に勉強になる研修会となりました。
ちなみに、事務長からのお話で最も印象深かったのは「患者様の接遇のコツ」。それは「共感」と「気遣い」で、それらは患者様のためだけでなく、結局自分を守ってくれるものだ…など、ご自身の企業での経験から今日まで、本音で実感されてこられた経験談をご教示いただきました。
さらに研修の終盤では、当院スタッフ全員と、それこそ車座となって、非常に親密なディスカッションも行って頂きました。
事務長はお子様三人を育てながらクリニックでもバリバリ活躍されており、その面でも時代を体現した方で、当クリニックのナースやスタッフと年齢が近い事もあって、とても刺激になる貴重な研修会でした。文面を借り心から御礼申し上げます。